イベントID4、Kernel-EventTracingが記録されました。
Windowsサービスに登録されたDiagTrackに起因する警告でした。
警告なので放置でいいですが、回避策がわかりました。
DiagTrackは、テレメトリーの一種です。
イベントログ
メッセージ | セッション "P2PLog" の最大ファイル サイズに達しました。このため、イベントがファイル C:\WINDOWS\Logs\Homegroup\p2p.etl に書き込まれない可能性があります。最大ファイル サイズは現在 5242880 バイトに設定されています。 |
ログの名前 | Microsoft-Windows-Kernel-EventTracing/Admin |
ソース | Kernel-EventTracing |
イベントID | 4 |
レベル | 警告 |
ユーザー | SYSTEM |
エラーの原因
以下のサービスに起因する警告です。- dmwappushservice
- DiagTrack
サービス名 | dmwappushservice |
表示名 | dmwappushsvc |
説明 | WAP プッシュ メッセージ ルーティング サービス |
サービス名 | DiagTrack |
表示名 | Connected User Experiences and Telemetry |
説明 | Connected User Experiences and Telemetry サービスを使用すると、アプリケーション内エクスペリエンスと接続ユーザーのエクスペリエンスをサポートする機能が有効になります。 また、[フィードバックと診断] で診断と使用状況に関するプライバシー オプション設定が有効になっている場合、このサービスは、イベント ドリブン方式による診断情報および使用状況情報の収集と送信も管理します (これらの情報は、Windows プラットフォームのエクスペリエンスと品質を向上するために使用されます)。 |
Windowsサービスの状態
dmwappushservice, DiagTrackは以下の設定になっていました。サービス名 | スタートアップの種類 | サービスの状態 |
dmwappushservice |
手動
|
停止
|
DiagTrack |
自動
|
実行中
|
dmwappushserviceは停止していたのでP2PLog警告の原因ではありません。
DiagTrackは実行中だったのでP2PLog警告の原因です。
回避する方法
[回避策]- サービスのスタートアップの種類を「無効」にする
- SC delete を実行する
手順
- Windowsサービスを起動する
- DiagTrackを探す
- スタートアップの種類を「手動」または「無効」にする
- 終了
削除せずに様子見
「dmwappushservice, DiagTrack を削除しました。」と書いてある記事が複数ヒットするのでサービスから削除しても問題なさそうです。私は慎重派なので、スタートアップを ”手動” に変更して様子見することにしました。
Windowsサービスに登録されたプログラムは、レジストリに登録されたデータを削除すると一覧から削除することができます。
Windowsサービスから削除する方法
>sc delete サービス名
- Windows PowerShellまたはコマンドプロンプトを管理者モードで起動する
- sc delete <サービス名>を実行する
- 終了
手順2の <サービス名> はサービスのプロパティに表示されている「サービス名」の右横に表示されている文字列です。
表示名と間違えないようにしましょう。
>sc delete dmwappushservice
>sc delete DiagTrack
>sc delete DiagTrack
c:\_
| 管理者:コマンド プロンプト | ー □ × |
C:\>sc delete dmwappushservice C:\>sc delete DiagTrack |
あとがき
NECのサポートページでP2PLogの説明を見つけました。
OSが電源設定などの情報をログファイルに記録しており、そのログファイルの最大サイズに達したことを示すイベントログです。
ログファイルの最大サイズは100MBです。ファイル容量はCPUスレッド数によって異なり、スレッド数50以上であると100MBのログが生成され警告ログが登録されます。
次回、電源設定などの情報がログファイルに記録される際、ログファイルは上書きされ、常に最新情報が記録されます。
ログファイルの最大サイズは100MBです。ファイル容量はCPUスレッド数によって異なり、スレッド数50以上であると100MBのログが生成され警告ログが登録されます。
次回、電源設定などの情報がログファイルに記録される際、ログファイルは上書きされ、常に最新情報が記録されます。
検証:Windows 10 Pro Fall Creators Update, v1709
:SC2
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