【養分脱出への道】システムエンジニアが分析したモンキーターンV攻略法

このサイトを検索 | Search this site
MonochromeHelmet

本レポートの目的と読者へのメッセージ

『スマスロ モンキーターンV』は、その奥深いゲーム性と多彩な示唆演出により、プレイヤーの知識や状況判断力が勝敗を大きく左右する実力重視の機種です。

本レポートでは、朝イチのリセット時の恩恵に関する考察から、メーカー非公表の示唆演出の見抜き方、さらには収支を安定させるための最適なヤメ時(やめどき)の判断基準まで、実践的な立ち回り戦略を網羅的に解説します。実際のデータに基づいた分析と、システム的な観点からの深い洞察を組み合わせることで、読者の皆様が『モンキーターンV』で安定して勝利を収めるための指針となることを目指しています。

なお、筆者自身はプレイヤースキルとしては“いわゆる養分”の域を出ませんが、システムエンジニアとしての視点を活かし、データ解析と論理的なアプローチを通じて、勝ち筋を探る試みを行っています。



「スマスロ モンキーターンV」基礎データ

monkeyturn

『スマスロ モンキーターンV』の初期導入台数は約15,000台でした。しかし、導入後も非常に高い稼働を続けているため、増産や再販が繰り返されており、現在の全国設置台数は初期導入台数を大きく上回っています。

モンキーターンV
機種名スマスロ モンキーターンV(Lモンキーターン5CE)
メーカー山佐ネクスト
仕様ATタイプ(スマスロ)
AT純増通常時 約2.5枚/G、上位時 約4.0枚/G
機械割97.9% ~ 114.9%(設定1~6)
回転数50枚あたり 約32回転
天井条件通常795G+α、または6周期目でATに突入
天井恩恵どちらの条件でもAT当選が確定
やめどきAT終了後、示唆演出(ヘルメット・レア役)を見たら一周期(約222pt)回して様子見が有効
朝一リセット天井495G+αに短縮され、周期も4周期に
初期導入台数15,000台(2023年12月4日)
累計導入台数38,572台(2025年6月26日)
波多野パネル2023年12月4日
波多野憲二をフィーチャーしたパネル
青島パネル2024年4月8日
青島優子が描かれたパネル
新女王パネル2024年8月5日
水上にたゆたう青島優子が大きく描かれたパネル
連旋パネル2025年3月10日
波多野の目力と「連旋」の文字が際立つパネル

『モンキーターンV』のゲーム性概論と勝利の鍵

ScenarioBar

本機の通常時は、毎ゲーム加算される「激走ポイント」が規定ポイントに到達することで前兆ステージ「優出モード」へ移行し、AT「SGラッシュ」の当選を目指すのが王道ルートです。周期天井は最大6周期と設定されています。また、自力チャンスゾーン(CZ)である「超抜チャレンジ」や、レア役からのAT直撃もAT当選の重要な契機となります。

「SGラッシュ」は純増約2.5枚/GのATで、セット継続型です。AT中のレア役はゲーム数上乗せや特化ゾーン抽選に影響し、セット終盤のSGレースで勝利すればセット継続が濃厚となります。

さらに、プレミアムCZ「グランドスラムチャレンジ」などを経由して突入する上位AT「青島SG」は純増約4.0枚/Gと出玉性能が高く、大量出玉獲得の鍵を握る存在です。

本機で勝利を収めるためには、これらの抽選システムを深く理解し、特にモード示唆や設定示唆を見抜く洞察力、そして期待値に基づいた冷静な押し引き判断が不可欠となります。

第一章:朝イチリセット恩恵の徹底解析と狙い目

設定変更時の天井短縮と出玉率
項目通常時リセット時 / 青島VS波多野敗北後
天井ゲーム数795G+α495G+α
周期天井最大6周期4周期目
出玉率設定による設定不問100% OVER

リセット時の天井短縮(495G+α/4周期目)と出玉率100% OVERの真実

『スマスロ モンキーターンV』における朝イチのリセット(設定変更)時には、プレイヤーにとって極めて強力な恩恵が存在します。通常時のAT間天井が795G+αであるのに対し、リセット後はこれが495G+αへと大幅に短縮されます。また、周期天井も最大6周期から4周期目までに短縮されるため、AT当選までの投資と時間が大幅に抑えられます。

この天井短縮時は、設定を問わず出玉率が100% OVERとなることがメーカーから公表されており、朝イチのリセット台は非常に高い期待値を持つ狙い目として認識されています。  

この「設定不問100% OVER」という数値は、理論上、打ち続ければ必ずプラスになることを意味します。これは、設定狙いが難しい状況や、低設定が濃厚なホールであっても、リセット台であれば期待値稼働が可能であることを示唆しています。

MonochromeHelmet

ホール側がリセットをかける動機は客付き維持や特定日のアピールですが、この機種のリセット恩恵はプレイヤーに明確なメリットを与えるため、リセット頻度の高いホールでは朝イチの競争が激化する傾向が見られます。この恩恵は、専業プレイヤーにとっては「朝イチの抽選勝負」の価値を高め、兼業プレイヤーにとっても短時間で期待値を積むチャンスを提供します。

さらに、リセット時だけでなく、上位AT継続ジャッジである「青島VS波多野」敗北後も天井ゲーム数/周期が495G+α/4周期目まで短縮されるという重要な情報があります。これは、AT終了後にも関わらず、再度高い期待値で打ち始められる可能性を示唆しています。

「青島VS波多野」は上位ATへの継続ジャッジであり、敗北は一見ネガティブな結果ですが、天井短縮という恩恵があることで、その後の立ち回りに新たな選択肢が生まれます。この仕様は、一般的なAT後の即ヤメ推奨セオリーに反し、状況によっては続行が有利となる例外パターンを生み出します。

ただし、「青島VS波多野」後は筐体の画面上とデータカウンターのゲーム数表示が10Gほどズレる場合があるため、目視での確認も重要です。

リセット判別とデータカウンターの活用術

設定変更後の台を見抜くことは、朝イチの立ち回りにおいて非常に重要です。

データカウンターの挙動は、電源OFF/ONでは前日のゲーム数を引き継ぐのに対し、設定変更時にはリセットされます。したがって、朝イチ0Gの台はリセットされている可能性が高いと判断できますが、より確実性を高めるためには、前日の閉店ゲーム数と朝イチのゲーム数を照らし合わせることが有効です。  

設定変更後は、通常状態に移行するまでレア役でのモード移行抽選が有効となります(最低2G以上)。通常状態へ移行したかどうかは、右上の激走カウンターが表示されるかどうかで判別が可能ですが、据え置きでも激走カウンターの表示については同一挙動を示すため、この点には注意が必要です。

朝イチの具体的なハイエナ狙い目と期待値

朝イチのリセット台は、その恩恵から積極的に狙うべき対象です。リセット時は1周期目の激走ポイントが最大222ptに短縮され、平均80Gで規定ptに到達することが期待できます。これにより、1周期目のAT当選期待度は約40%と高く、設定1であっても出玉率100% OVERが見込めます。

具体的な天井狙いのゲーム数としては、等価交換であれば450G〜、5.6枚交換で持ちメダル遊技の場合は500G〜、現金投資の場合は550G〜が推奨されます。周期天井狙いでは4スルー〜が目安となりますが、実際にはゲーム数天井と複合することが多いため、ゲーム数優先で狙うのが効率的です。

『モンキーターンV』の天井狙いは「狙うは簡単、ヤメるは至難」と評されることがあります。リセット恩恵が明確なため狙いやすい一方で、AT終了後のモード示唆やライバルモード示唆によって、期待値があるにも関わらずヤメ時を見失い、結果的に投資がかさむリスクが存在します。この「ヤメ時を見失うゲーム性」は、ホール側が客付きを維持するための巧妙な設計とも言えます。

プレイヤーは期待値を追う中で、無意識に深追いしてしまう傾向が見られます。したがって、ハイエナ専門のプレイヤーは、この「ヤメ時」の判断基準を厳格に設定し、期待値がなくなったと判断した瞬間にスパッと見切る「強いハート」が求められます。

第二章:通常時の立ち回り戦略とモード判別

モード別周期天井とAT当選期待度
モード名チャンス周期天井周期1周期目AT当選期待度2周期目までAT当選期待度
天国1周期目1周期目約40% (トータル)約64% (トータル)
通常B2周期目3周期目--
通常A2周期目, 5周期目6周期目--

ゲームフローとAT当選契機(激走ポイント、周期抽選、CZ、直撃)

本機の通常時は、液晶右上の「激走ポイントメーター」で表示される激走ポイントを毎ゲーム加算し、その規定pt到達で発生する周期抽選によってAT当選を目指します。

規定ポイントは222pt、444pt、666ptの偶数ゾロ目が基本ですが、111pt、333pt、555ptの奇数ゾロ目で規定ポイントに到達するとチャンスです。規定pt到達時は前兆ステージ「優出モード」へ移行し、最終的にレース演出で波多野が勝利すればAT濃厚となります。

激走ポイント

周期抽選以外にも、自力チャンスゾーン(CZ)である「超抜チャレンジ」や、レア役からのAT直撃も重要なAT当選契機です。特に、ボート、弱チェリー、弱チャンス目といった「弱レア役」からのAT直撃(優出モードを経由しない)は、発生時点で設定4以上が濃厚となる強力な示唆です。

通常モード(A/B/天国)の特性と示唆演出の見極め方

通常時は「通常A」「通常B」「天国」の3種類のモードが存在し、それぞれAT当選期待度や周期天井が異なります 。  
  1. 天国モード
    1周期目で必ずATに当選します。AT終了後1ゲーム目に強チェリーや強チャンス目といった強レア役が成立した場合、天国モードへの移行が濃厚となります。
  2. 通常Bモード
    2周期目がチャンスとなり、3周期目で天井に到達します。AT終了後1ゲーム目にボート、弱チェリー、弱チャンス目といった弱レア役が成立した場合、通常B以上のモードへの移行が濃厚となります。通常B滞在時は、設定不問で出玉率が100% OVERとなるため、天国モードほどではないものの、確実にプラスに転じる可能性を秘めています。
  3. 通常Aモード
    2周期目と5周期目がチャンスとなり、6周期で天井に到達します。
vHelmet

モード移行率の解析は不明確な点も指摘されており 、モードBに移行しにくい可能性も示唆されています。しかし、AT終了後1ゲーム目のレア役によるモード移行抽選は、このモードBの期待値を追う上で非常に重要です。特に弱レア役で通常B以上が確定するため、1ゲーム回してヤメるという行動は、この期待値を捨てることになりかねません。

プレイヤーは、AT終了後の1ゲーム目のレア役の有無と種類を必ず確認し、それに伴うモード示唆を見逃さないことで、期待値を最大化できます。

モード示唆演出には以下のものがあります。

  1. AT終了画面のヘルメット
    ロゴなし(示唆なし)、ロゴあり(通常B期待度アップ)、ロゴ+キラキラ(通常B or 天国)、ロゴ+V(天国濃厚)といったパターンが存在します。特にロゴ+V出現時は天国モード濃厚となるため、即ヤメは厳禁です。  
  2. 予想屋のセリフ
    サブ液晶に表示される予想屋のセリフは周期天井を示唆します。「2レース以内に注目!(赤)」や「努力と当たりは関係ない最後は運です(紫)」といったセリフは、当該または次周期でのAT当選を示唆するため、続行が推奨されます。ただし、予想屋のセリフは設定示唆ではないため、設定狙いには直接関係しません。  
  3. 激走チャージ後のサブ液晶タッチ
    波多野の緑セリフや、特定のキャラクターのセリフ(一部の画像で下2つと示されているもの)はモードB以上滞在濃厚となるため、聞き逃さないように注意が必要です。

ライバルモードの恩恵とヘルメット・アイキャッチ示唆の活用

ライバルモードは、周期抽選やAT当選時の抽選が優遇される特殊なモードで、全7種類が存在します。サブ液晶のヘルメットの種類で示唆され、優出モード終了後やAT終了時にアイキャッチ演出で変化する可能性があります。

AoshimaHelmet

ライバルモードのトータル突入率は高設定ほど優遇されている傾向にあります。

ライバルモードはATのシナリオ優遇や周期抽選の期待度アップなど、様々な恩恵をもたらしますが 、設定判別要素としての重要度は低いとされています。これは、ライバルモードの告知や示唆が出ないままATに突入することもあり、結果的に高設定ほど恩恵を得て初当たりが軽くなる仕組みであるため、直接的な判別には使いにくいからです。

ライバルモードは「結果的に高設定ほど初当たりが軽くなる」という側面を強化する間接的な設定差であり、プレイヤーが直接的にモードを狙うというよりは、高設定の挙動として現れることが多いです。

したがって、ライバルモード示唆が出た場合は続行の判断材料にはなりますが、それ単体で設定を追うのは危険であり、他の強力な設定示唆と複合して判断する必要があります。

激走チャージの重要性と「激走チャージ間天井」の活用

激走チャージ

「激走チャージ」は、通常時のレア役を契機に突入する5ゲーム継続の特化ゾーンで、激走ポイントを大幅に加算できる重要な要素です。1ゲームあたりの加算ポイントは10~200ptに増加します。  

この激走チャージには「激走チャージ間天井」が存在するとされています。具体的には、80ゲーム間チャージや超抜に当選しなかった場合、以降はレア役以上で必ずどちらかに当選するというものです。

この激走チャージ間天井の存在は、通常時のゲーム性において、プレイヤーが「いつか激走チャージに入る」という期待感を持って打ち続けられる心理的効果を生みます。特に、規定ゲーム数でチャージや超抜に当選しなかった場合、その後のレア役が必ずヒットするという保証は、無駄な投資を避ける上で役立ちます。

この天井は、ボートでの激走当選率が解析値より多く感じる現象の要因と推測されており 、プレイヤーの体感と実際の挙動の乖離を説明します。したがって、激走チャージ間天井を意識することで、プレイヤーはより効率的に激走ポイントを貯め、周期抽選を有利に進めることが可能になります。

天国狙いなどをする際は、なるべく激走が来ていない台の方が示唆も見れるため、より「美味しい」台である可能性があります。

小役の役割と高設定示唆(特に5枚役、共通ベル)

通常時は成立役に応じて激走ポイントが加算されるため、リプレイやチャンス役のヒキも重要となります。特に、設定判別において注目すべきは、設定差が設けられている小役の出現率です。

子役の出現率
5枚役
(押し順ベル)
左リール第1停止時の押し順ベルは、設定1・2で1/102.4、設定3・4で1/97.5、設定5・6で1/93.6と設定差が存在します。実践値では、設定1で約1/40、設定6で約1/30とされており 、1000ゲーム回した際の目安として、設定1で約25個、設定6で約33個の出現が期待できます。
共通ベル
(押し順不問)
こちらも設定差があり、設定1で1/60.1、設定6で1/50.3となっています。
monkeyturn

これらの小役は、他のレア役が「全設定共通」とされている中で 、明確な設定差がある数少ない小役であり、設定判別において非常に重要です。特に5枚役は、1000ゲームから1500ゲーム程度の短期的な実践でも設定の高低(設定1・2と設定4・5・6)を見分けるのに役立つとされています。

これらの小役は通常時に頻繁に成立するため、他の示唆演出と異なり、試行回数を稼ぎやすく、統計的な信頼性が高まります。これが「最速判別」の根拠となります。

ホール側が設定を投入している場合、これらの小役をカウントすることで、早期に高設定台を確信し、粘る判断を下すことができます。逆に、低設定と判断すれば早めの見切りが可能となり、リスク管理に直結します。

第三章:設定看破の極意:公表値と非公表情報の融合

AT初当たり確率:高設定判別の基本

AT初当たり確率は、設定判別の最も基本的な要素であり、高設定ほど優遇されています。設定4以上を判別する上では、概ね1/250前後がひとつの基準となります。設定6では1/222.9と、設定1の1/299.8に比べて大きく差があることが確認されています。

AT初当たり確率は、多くのプレイヤーが最初に注目する指標ですが、この確率にはモード移行、激走ポイント、ライバルモード、AT直撃など多くの要素が複雑に絡み合っています。そのため、単独での判断には限界があります。

高設定でもヒキが悪ければ初当たりが重くなることもあり、逆に低設定でもヒキが良ければ軽く見えることがあります。これは、初当たり確率が「結果」であるため、その「過程」にある他の設定差要素を複合的に見ることが重要であることを示唆しています。

したがって、初当たり確率を鵜呑みにせず、他の示唆と合わせて総合的に判断する姿勢が、設定看破の精度を高める上で不可欠です。

弱レア役からのAT直撃:設定4以上確定の強力要素

通常ゲーム中からのAT直撃は、設定判別において非常に強力な要素です。特に、ボート、弱チェリー、弱チャンス目といった「弱レア役」からのAT直撃(優出モードを経由しない)は、発生時点で設定4以上が確定する強力な設定示唆となります。強チェリーや強チャンス目からの直撃率にも設定差があり、設定6では6.3%と高くなっています。  

弱レア役からのAT直撃は、その直接性と高い確実性から非常に強力な示唆となります。その出現頻度は低いかもしれませんが、一度でも確認できれば高設定である可能性が飛躍的に高まります。プレイヤーは、この強力な指標を最優先で注視し、見逃さないようにする必要があります。

AT終了画面での設定示唆(トロフィー・SGメダル)

AT終了画面では、ヘルメットの右下に表示されるSGメダルやケロットトロフィーによって設定が示唆されることがあります。

トロフィー・SGメダル
ケロットトロフィー虹色トロフィーは設定6確定の示唆です。金色トロフィーは設定4以上、銅色トロフィーは設定2以上を示唆します。
SGメダル青色は偶数設定示唆、黄色は高設定示唆(弱)、黒色は高設定示唆(強)となります。黒メダル出現後は、次回のケロットトロフィー出現率が大幅にアップする法則も存在します。

これらの終了画面示唆は、特に複合して出現した場合に高い信頼度を持ちます。高設定示唆のトロフィー(特に虹色)は出現頻度が低いものの、出現すれば設定を確定させる強力な要素となります。黒メダル出現後のトロフィー出現率アップの法則は、設定判別の深みを増します。

プレイヤーは、AT終了時には必ずこれらの示唆を細かくチェックし、総合的な判断材料とすることが重要です。

激走チャージ終了時の設定示唆演出(キャラ・ボイス・ランプ発光色)

AoshimaHelmet

「激走チャージ」終了時にサブ液晶をタッチすると、キャラクターのボイスやランプの発光色によって設定が示唆されることがあります。

これらのボイスは、特定の偶数設定や設定5の判別に役立ちます。特に設定5を狙うホールでは、「落ち着くんだ憲二…」のセリフの偏りが重要な判断材料となります。これらの示唆は、サンプルが少ない序盤ではブレることもありますが、試行回数を重ねることで信頼性が高まります。

激走チャージ後のボイス(波多野/榎木)
波多野ボイス「落ち着くんだ憲二…」はデフォルトですが、「この気配は!?」は弱い偶数設定を示唆します。偶数設定では「この気配は!?」の出現割合が「落ち着くんだ憲二…」よりも高くなる傾向があります(設定2,4,6で60%)。設定5では「落ち着くんだ憲二…」が70%と、他の設定とは異なる特徴を示します。
榎木ボイス「おつかれ」は設定2・4・6を示唆し、「これが艇王と呼ばれる私のレースだ!」は設定4以上を示唆します。特に「これが艇王…」のボイスは設定5が最も発生しやすい特徴があります。

舟券による設定示唆

通常時の50G、100G、150G以降の100G刻みでサブ液晶に表示される舟券も設定示唆を行うことがあります。

これらの舟券による設定示唆は、出現率が1%未満とかなり低いですが 、出現した場合は非常に信頼度が高い情報となります。出現頻度が低いため、これらを主たる判別要素とすることはできませんが、見逃さないように注意し、出現した際には高設定の強力な裏付けとして活用すべきです。

サブ液晶の舟券
ホロ加工の銀設定2・4・6を示唆します。
ホロ加工の金設定4以上を示唆します。
虹(ケロットの柄)設定6を示唆します。

ATラウンド開始画面による設定示唆

AT「SGラッシュ」および上位AT「青島SG」のラウンド開始画面にも特殊な設定示唆が存在します。

これらのラウンド開始画面や虹河ラキの出現は、直接的かつ高信頼度の設定確定要素となります。特に虹河ラキは複数の場面で出現する可能性があり、その出現は高設定への確信を大きく高めます。プレイヤーはこれらの視覚的・聴覚的示唆に細心の注意を払うべきです。

ATラウンド開始画面による設定示唆
ドレス画面高設定ほど出現しやすくなります。
波多野&青島画面設定5以上かつ当該セット継続が濃厚となります(青島SPフリーズ発生時を除く)。
虹河ラキ出現ラウンド開始画面で山佐のバーチャルYouTuber「虹河ラキ」が出現した場合、設定5以上かつ艇王シナリオ13が確定します。また、「Vを狙え演出」での1確ボイスや押し順ナビボイス(設定5以上濃厚の「やりますなー!」、設定6濃厚の「センパイ、今日もお疲れ様☆」)でも出現する可能性があります。

エンディング中レア役成立時の設定示唆

エンディング中にレア役が成立した際、サブ液晶に注目することで、出現するキャラクターのボイスやランプの発光色によって設定が示唆されることがあります。

これらの示唆は、そのセッションの最終的な設定確認に役立ちます。プレイ中の判別には利用できませんが、プレイ後の分析や、特定のホールでの設定投入傾向を把握する上で重要な情報となります。

エンディング中のレア役
ランプ発光色青(偶数設定示唆)、黄(高設定示唆弱)、緑(高設定示唆強)、赤(設定2・4・6)、紫(設定4以上、設定5以上、設定6)と段階的に示唆内容が変化します。
澄のボイス紫色のランプ発光を伴う澄のボイスは、設定6を示唆する強力な確定要素です。

獲得枚数表示による設定示唆

AT中に特定の獲得枚数を表示した場合にも、設定示唆が行われることがあります。

これらの獲得枚数表示は、出現すれば設定確定となる強力な示唆ですが、特定の枚数を獲得することが難しいため、サンプルが集まりにくいという特徴があります 。そのため、主な判別ツールとしてではなく、出現した際に高設定の裏付けとして活用することが推奨されます。

獲得枚数表示による設定示唆
456枚設定4以上を示唆します。
666枚設定6を示唆します。
803枚(ヤマサ)設定5以上を示唆します。

複合的な設定判別と判断の優先順位

AoshimaHelmet

『モンキーターンV』は多くの示唆要素があるため、これらを総合的に判断することが重要です。特に、設定5は激走チャージのセリフやメダル系の示唆で特徴が出やすく、設定6は挙動やメダル示唆が頻繁に出るため、アピール力が高いとされています。

5枚役確率の判明により、判別の難易度は下がったものの、依然として複数の要素を組み合わせて判断する力が求められます。特に、設定2か4、4か6で迷う場面では、5枚役確率が続行か否かの判断に役立ちます。

重要度が高い判別要素:

通常時の2~5周期(特に2、3、4周期)でのAT当選率高設定ほど早い周期での当選が優遇されます。レア役直撃や超抜経由も含め、3周期以内当選率が設定4で7割、設定5で8割、設定6で9割程度のイメージとされています。
AT終了画面のメダル系の比率設定4以上で50%以上、設定6なら66%以上で何らかの示唆(黄色メダル以上)が出ることが期待されます。青色メダルよりも黄色メダル以上の出現割合が重要です。
弱レア役からのAT直撃強レア役からの直撃がメインであり、特に設定6では最重要レベルの要素です。設定5ではサブ要素となります。
5枚役確率3000Gを目安に、設定1・2と設定4、設定5・6の判別に使えます。

重要度が中程度の判別要素:

周期ポイント参考程度ですが、666ptの頻発はマイナス要素です。高設定ほど浅いptや奇数ptが選ばれやすい傾向があります。
激走チャージ終了画面での示唆設定5の判別に特化しており、好挙動と合わせて設定5濃厚の判断材料となります。
青島SG中のラウンド画面早い段階で青島SGに入れれば有効な示唆となります。
青島SPフリーズ設定5・6が優遇されている可能性が高いです。

重要度が低い判別要素:

ライバルモード無視して良い要素とされています。
即優出複数回確認できればチャンスですが、重要度は低めです。
その他、舟券や獲得枚数の示唆サンプルが集まりにくく、出現率も低いため、参考程度に用います。

第四章:最適なヤメ時とリスク管理

基本のヤメ時

AT終了後の基本的なヤメ時は、1ゲーム回してレア役が成立しなかったことを確認しつつ、2ゲーム目のアイキャッチ演出までフォローしてからヤメるのが推奨されます。

この1ゲームチェックは非常に重要です。なぜなら、AT終了後1ゲーム目にレア役(ボート、弱チェリー、弱チャンス目)が成立した場合、次回モードが通常B以上への移行が濃厚となり、強チェリーや強チャンス目であれば天国モードへの移行が濃厚となるためです。

通常B以上や天国モードは高い期待値を持ち、特に通常Bは設定不問で出玉率100% OVERとなるため、このチェックを怠ることは潜在的な期待値を放棄することに繋がります。

プレイヤーは、AT終了後の1ゲーム目のレア役の有無と種類を必ず確認し、それに伴うモード示唆を見逃さないことで、期待値を最大化できます。

モード示唆・ライバルモード示唆時の続行判断

question

ヤメ時を判断する際には、様々なモード示唆やライバルモード示唆を考慮する必要があります。

本機の設計は、多数の続行示唆によってプレイヤーがヤメ時を見失いやすいように意図的に作られています。これは、期待値があるにも関わらず、結果的に投資がかさんでしまうリスクを伴います。したがって、プレイヤーは、このような誘惑に負けず、厳格な個人的なルールを確立することが求められます。

明確なルールがなければ、プレイヤーは無意識のうちに深追いし、それまでの期待値稼働による利益を損なう可能性があります。

ヤメ時を判断するポイント
AT終了画面のヘルメット「ロゴ+キラキラ」が表示された場合は通常Bまたは天国モードの期待度が高く、「ロゴ+V」が表示された場合は天国モード濃厚となるため、これらのパターンが確認された際は次回AT当選まで続行が推奨されます。特に「ロゴ+V」出現時は即ヤメ厳禁です。
予想屋のセリフサブ液晶に表示される予想屋のセリフで、「2レース以内に注目!(赤)」や「努力と当たりは関係ない最後は運です(紫)」といったメッセージが出た場合は、当該または次周期でのAT当選が示唆されるため、AT当選まで続行が推奨されます。
激走チャージ後のサブ液晶タッチ波多野の緑セリフや、特定のキャラクターのセリフ(モードB以上滞在濃厚)が出た場合も、続行の判断材料となります。
舟券示唆黄色舟券やフォローできるキャラクター(浜岡、青島、洞口)の示唆があった場合、続行する要素の一つとなります。また、金色(設定4以上)や虹色(設定6)の舟券が出現した場合は、高設定示唆となるため続行すべきです。
ライバルモード示唆浜岡、青島、洞口滞在が示唆された場合は、天国抜け後もフォローすることが推奨されます。榎木や蒲生については、状況によって考慮しない場合もあります。

期待値とリスクのバランス

『モンキーターンV』の天井狙いは「狙うは簡単、ヤメるは至難」と表現されるように 、リセット恩恵やモード示唆による期待値は明確である一方で、AT終了後のゲーム性によって時間や投資を費やしてしまうリスクが常に存在します。

この機種における成功は、単にゲームメカニクスを理解するだけでなく、精神的な規律も同様に重要であることを意味します。小さな示唆に誘われて深追いする誘惑は、これまでの利益を蝕む可能性があります。期待値稼働においては、損失を潔く切る「強いハート」が分析能力と同じくらい重要となります。

実践におけるマイルールの確立

上記を踏まえ、実践においては以下のようなマイルールを確立することが、リスクを管理し、安定した収益を上げる上で有効です。

これらのルールを厳守することで、感情に流されず、期待値に基づいた冷静な判断を継続することが可能になります。

マイルール(案)
AT終了後1ゲームのレア役チェックの徹底天国や通常Bへの移行を見逃さない。
ヘルメット示唆の活用「ロゴ+キラキラ」や「ロゴ+V」が出現しない場合は、潔くヤメる判断基準とする。
激走チャージ間天井の意識長く激走チャージに当選していない台は、その後のレア役でチャージや超抜に期待できるため、続行の判断材料に加える。
「ペナ打ち」の活用ライバルモード浜岡の判別時など、ガセ前兆を見抜くために、規定ポイント到達後のペナ打ち(左1st以外での打ち方)とその次ゲームのオーラ発生状況を確認する。
示唆の複合的な判断単一の示唆に飛びつかず、複数の示唆が重なった場合にのみ続行を判断する。特に設定示唆が乏しい場合は、深追いしない。

結論:『モンキーターンV』で勝ち続けるための総合戦略

  1. 朝イチリセット狙いの徹底
    天井短縮(495G+α/4周期目)と設定不問の出玉率100% OVERという強力な恩恵を最大限に活用し、朝イチの最も期待値の高い立ち回りとして最優先で狙うべきです。青島VS波多野敗北後の天井短縮も同様に活用します。
  2. モード判別と示唆の見極め
    天国モードや通常Bモードといった高期待値モードの恩恵を見逃さないことが重要です。AT終了後1ゲーム目のレア役の有無と種類、AT終了画面のヘルメットの種類、激走チャージ後のサブ液晶タッチで得られるセリフなど、あらゆるモード示唆を注視し、現在のモードを正確に推測することが求められます。
  3. 設定看破の複合的判断
    AT初当たり確率、弱レア役からのAT直撃、AT終了画面のメダルやトロフィー、激走チャージセリフ、舟券、ATラウンド開始画面、そして5枚役や共通ベルといった小役の出現率など、多岐にわたる要素を総合的に判断することが、高設定を見抜く極意です。特に5枚役と共通ベルは、他のレア役が全設定共通である中で明確な設定差を持つため、早期判別において非常に有効な指標となります。
  4. 最適なヤメ時の徹底とリスク管理
    『モンキーターンV』は続行示唆が多いため、ヤメ時を見失いやすい特性があります。期待値がある限り追う姿勢は重要ですが、示唆が乏しい場合や、設定状況が見込めない場合は、潔く見切る「強いハート」を持つことが不可欠です。自身で明確なマイルールを確立し、感情に流されない冷静な判断を心がけることで、無駄な投資を避け、リスクを最小限に抑えることが可能になります。

まとめ

matome
reload

『モンキーターンV』で勝ち続けるための総合戦略

『スマスロ モンキーターンV』は、その緻密なゲーム性と多様な示唆により、プレイヤーの知識と実践力が直接的に収益に結びつく機種です。本レポートで解説した戦略は、この機種で安定した勝利を追求するための羅針盤となるでしょう。

継続的な学習と実践の重要性

パチスロの世界は常に進化しており、機種ごとの特性を深く理解し、実践を通じて感覚を磨くことが勝利への揺るぎない道です。

本レポートで提供された情報は、あくまで『スマスロ モンキーターンV』における勝利戦略の指針であり、絶対的なものではありません。実際のホール状況、自身のヒキ、そして日々のデータ収集と分析を通じて、柔軟に戦略を調整し続けることが、長期的な収益を安定させる上で不可欠です。

常に学び、実践し、そして冷静に判断する姿勢こそが、パチスロで勝ち続けるための真の極意と言えるでしょう。

【NHK vs IBM】54億円訴訟の真相とは?システム開発の落とし穴

【NHK vs IBM】54億円訴訟の真相とは?システム開発の落とし穴

NHKは日本IBMに対し、システム開発契約解除に伴う54億円超の損害賠償を求め提訴。NHKの基幹システム刷新は、富士通からIBMへの移行であり、その背景や入札額、要件定義の妥当性などが裁判で争われる。大型システム開発における発注側のスキル不足や安易な仕様変更が問題提起されている。

SC2
Windowsランキング 将棋ランキング スマホ・携帯ランキング にほんブログ村 IT技術ブログ ライフハックへ にほんブログ村 その他趣味ブログ 将棋へ

このサイトを検索 | Search this site

コメントを投稿

0 コメント