Cassava Editorはフリーで利用することができるCSVエディターです。
対応形式は、CSV, TSVです。
バージョン2.2.0からマクロ機能が強化され、64-bit版が提供されるようになりました。
私の環境では、Cassava Editor v2.2.0(2020年7月4日リリース) に実装されたマクロ機能に問題が発生しています。
[問題が発生する環境]
- Cassava Editor v2.2.0
- 32-bit版、64-bit版
- TSV形式を利用
- 「ファイル > エクスポート」時にマクロエラー
実例
Cassava Editorのエクスポート機能は、編集中のデータをHTMLの<table>タグで出力することができます。Version 2.2.0でこの機能を利用すると以下のメッセージが出力され、不完全なファイルが生成されます。
文字起こし
Cassava Macro Interpreter---------------------------
C:\Prog\Cassava\Cassava220\Export\html.cms
値が代入されていない変数・フィールドです:str
html.cmsは同じもの
エクスポート機能は、次のフォルダのhtml.cms(マクロファイル)を使用します。
Cassava.exeが存在するディレクトリ\Export\html.cms
バージョン2.2.0(32-bit | 64-bit)、2.1.5(32-bit)のhtml.cmsのタイムスタンプは全て同じだったので、v2.2.0のマクロ機能に加えられた仕様変更が影響しているのではないかと思います。
CassavaEditor | ファイル | 更新日時 | サイズ |
2.2.0 64-bit | html.cms | 2008/07/19 22:27:26 | 912バイト |
2.2.0 32-bit | html.cms | 2008/07/19 22:27:26 | 912バイト |
2.1.5 32-bit | html.cms | 2008/07/19 22:27:26 | 912バイト |
v2.2.0 マクロ機能仕様変更
- [533] マクロファイルの文字コードを Shift-JIS から UTF-8 に変更。
- ただし、UTF-8 として読み込めない場合は Shift-JIS として解釈される。
- マクロにラムダ式を導入。
- マクロのオブジェクトリテラルで、キーを "" で囲んで「{"key": "value"}」のように書けるようにした。
- マクロの組み込み関数に「replace(str1, str2, str3, ignoreCase, regex)」を追加。
- [548] マクロの ReplaceAll で「^」記号が動作しない問題を修正。
まとめ
エクスポート機能を利用している方は、Cassava Editor Version 2.1.5を使用しましょう。2020-07-08
あすかぜ・ねっと掲示板から回答を頂きました。
下記URLからhtml.cmsをダウンロードして差し替えると正常に動作します。
Cassava Editor サポート掲示板 - あすかぜ・ねっと
https://www.asukaze.net/soft/cassava/bbs/index.cgi?t=567&r=2
2020-07-13
エクスポート機能に対応したバージョン2.2.1がリリースされました。
External link
検証:Cassava Editor v2.2.0
Windows 10 Pro November 2019 Update, v1909.18363.900
Windows 10 Pro November 2019 Update, v1909.18363.900
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