最近出番がなくなっていたノートPC VAIO VGN-G2(Windows 7 32-bit)で起きた怪現象のメモです。
スリープモードで電源の切れた状態の VAIO の電源が突然入り起動しました。
モニターは真っ黒のまま、ハードディスクランプが点灯した状態が5分ほど続いたあとに再度電源が切れました。
恐い???
スリープ状態のPCを起動できるのはタスクスケジューラーだろうと決め打ちして、怪現象の謎解きを試みたところ、怪現象の原因を突き止めることができました。
今回の事例は、タスクスケジューラーの ”タスクを実行するためにスリープを解除する” 設定が関係していました。
タスクスケジューラー
Windows 7 を裏で操れるのは、先ずはタスクスケジューラーが思い浮かびます。しかしながら、VAIO VGN-G2 は CPU、メモリー共々非力なのでバリバリにチューニングしているため、タスクスケジューラーが活動できる余地がまだあったのかぁ・・・?
と思いました。
しばらく放置していた VAIO に最新のパッチを当てたことで、チューニングしていた設定の一部が初期化された可能性はあります。
そうであるなら、原因を特定することは困難ですね。
タスクを実行するためにスリープを解除する
タスクスケジューラーのタスクには以下の動作を設定することができます。
”タスクを実行するためにスリープを解除する”
今回の怪現象は、上記設定が関与しているのではないかと考え、タスクスケジューラーを起動して全てのタスクの設定を確認しました。
ヒマじゃないとやる気にならないですね...。
犯人はたぶん・・・?
当方の VAIO VGN-G2 では、前項の設定が有効になっているタスクが Media Center 関連タスクの中で2つ見つかりました。
タスクスケジューラー > Microsoft > Windows > Media Center
次の2つのタスクは ”タスクを実行するためにスリープを解除する” が有効になっていました。
- mcupdate_scheduled
- StartRecording
mcupdate_scheduled
このタスクの説明書きは次の通りです。$(@%systemRoot%\ehome\ehres.dll,-125)
実行されるのは以下のプログラムです。
%SystemRoot%\ehome\mcupdate $(Arg0)
あとがき
Windows Media Center は起動したことがないので、私にとっては必要のないソフトウェアですが、マイクロソフトは重要なソフトウェアとして位置付けているように思います。今回は、タスクスケジューラーに登録された全てのタスクをチェックしたのでとても面倒な作業となりました。
とはいえ、原因と思われるタスクを特定することができたのでうれしいです。
最後に、タスクスケジューラーについての説明をマイクロソフト公式サイトから引用します。
タスクスケジューラを使用すると、選択したコンピュータで日常的なタスクを自動的に実行できます。タスクスケジューラは、タスクを開始するために選択した条件(トリガーと呼ばれる)を監視し、その条件が満たされたときにタスクを実行することによってこれを行います。
Task Scheduler - Windows applications | Microsoft Docs
External link
検証:Windows 7 32-bit
:SC2
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