マジックパケット送信ツール WakeMeOnLan

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VPN,MagicPacket
Communication

MagicPacketを送信することができるWindowsソフトウェア、WakeMeOnLan v1.85のソフトウェア情報をメモしています。

Wikipedia の記述の中で「特定のパケット」に該当するのがMagicPacketです。

MagicPacketを利用してネットワーク上の離れたPCの電源をONにすることができます。


MagicPacketの限界

MagicPacketはブロードキャストアドレス (FF:FF:FF:FF:FF:FF) を使用するため、いくつかの制限があります。

[制限事項]
  1. ルータを超えることができないので、異なるサブネット配下のPCにMagicPacketを送信することができない。
  2. PCはシャットダウンしてる間でもNIC(ネットワークカード)に対して電源を供給しなければならない。
  3. BIOS (UEFI) が対応している必要がある。
  4. ワイヤレスLANカードはPCの電源がOFF状態でもマジックパケットが受信できなければならない。

WakeMeOnLan

WakeMeOnLanはMagicPacketを送信するツールです。

[機能]
  1. リモートコンピューターにWake-on-LAN(WOL)パケットを送信して1台以上のコンピューターの電源をオンにすることができる。
  2. 電源の入っているデバイスのMACアドレスを収集してリスト表示または、ファイル保存することができる。
  3. 保存したリストを使用して、WOLパケットをワンクリックで送信することができる。
  4. コマンドラインからコンピューターの電源を入れることができる。
  5. ネットワーク機器リストを作成することができる。

ソフトウェア情報

※新しいバージョンが表示される場合があります。

MagicPacketとは...?

コンピュータネットワークに特定のパケットを送信させることにより、そのパケットの内容に該当するコンピュータが自ら電源を投入させる仕組みである。
Wikipedia

ルーター越えはできない

HGW: Home Gage Way, ひかり電話対応ルーター(NTTのレンタル品)

WakeMeOnLan は同一ネットワーク下のPCに対して有効です。

外出先と自宅をVPNで繋いだとしても、自宅PCの電源をONにすることはできません。

試しに、外出先のPC~VPN~HGW~PC の経路で検証しましたが、VPNセッションが邪魔になりマジックパケットは通りませんでした。

ルーター設定を甘々にすれば通りそうですが、セキュリティの問題があり実用性がないのでチャレンジしていません。

ルーター越えできるアプリ

Androidアプリ「Wol Wake on Lan Wan」はルーター越えできます。

次の手順で外出先から自宅PCの電源を入れることができました。
  1. 外出先のPCと自宅HGWをVPN接続する。
  2. AndroidデバイスでWol Wake on Lan Wanを起動して、MagicPacketを送信する。
  3. 自宅PCの電源が入る。
  4. リモートデスクトップを使用して自宅PCをリモート操作する。
  5. ...e.t.c

まとめ

  • マジックパケットはブロードキャストアドレス (FF:FF:FF:FF:FF:FF) を使用する。(MagicPacket)
  • マジックパケットはルーター越えできない。
  • マジックパケットを利用して遠隔PCの電源を入れることができる。
  • VPN環境はマジックパケットを通さない。
  • Androidアプリ「Wol Wake on Lan Wan」はルーター越え可能。

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